ミャンマーの暦は西暦と伝統的なビルマ暦の両方が用いられているため、カレンダーを見てみると、西暦を基本としビルマ暦も記されています。
月の満ち欠けに由来するビルマ暦は、西暦になおすと毎年変わってしまいます。
ミャンマーの祝祭日も西暦とビルマ暦に基づく両方が混在しているため、ビルマ暦からくる祝祭日は毎年違うので注意が必要です。
※ をつけた祝日が毎年変わります。
1月1日(土) | 新年 | New Year's Day နှစ်သစ်၏နေ့ရက် |
1月2日(日) | ※ カイン新年 (カイン暦 2761年) | Kayin New Year Day ကရင်နှစ်သစ်ကူးနေ့ |
1月4日(火) | 独立記念日 (74周年) | Independence Day လွတ်လပ်ရေးနေ့ |
2月12日(土) | 連邦記念日 | Union Day ပြည်ထောင်စုနေ့ |
3月2日(水) | 農民の日 | Peasant's Day တောင်သူလယ်သမားနေ့ |
3月16日(水) | ※ ダバウン満月 | Full Moon Day of Tabaung တပေါင်းလပြည့်နေ့ |
3月27日(日) | 国軍記念日 | Armed Forces Day တပ်မတော်နေ့ または တော်လှန်ရေးနေ့ |
4月9日(土)~ 16日(土) ーーーーー 4月13日(水)~ 16日(土) | ※ ミャンマー新年の休日 ーーーー 水かけ祭り | Myanmar New Year Holiday မြန်မာနှစ်သစ်ကူးရုံးပိတ်ရက် ーーーーー Water Festival(Thingyan) သင်္ကြန် |
4月17日(日) | ミャンマー新年 (ビルマ暦1384年) | Myanmar New Year Day မြန်မာနှစ်သစ်ကူး |
5月1日(日) | 労働者の日 (メーデー) | Labor Day အလုပ်သမားနေ့ |
5月14日(土) | ※ カソン満月 | Full Moon Day of Kason ကဆုန်လပြည့်နေ့ |
7月12日(火) | ※ ワーゾー満月 | Full Moon Day of Waso ဝါဆိုလပြည့်နေ့ |
7月19日(火) | 殉難者の日 | Martyr's Day အာဇာနည်နေ့ |
10月8日(土)~ 10日(月) | ※ ダディンヂュ満月 | Full Moon Day of Thadingyut သီတင်းကျွတ်ပွဲတော် |
11月6日(日)~ 7日(月) | ※ ダザウンモン満月 | Full Moon Day of Tazaungmone တန်ဆောင်မုန်းပွဲတော် |
11月17日(木) | ※ 国民の日 | National Day အမျိုးသားနေ့ |
12月22日(木) | ※ カイン新年 (カイン暦 2762年) | Kayin New Year Day ကရင်နှစ်သစ်ကူးနေ့ |
12月25日(日) | クリスマス | Chiristmas Day ခရစ်စမတ်နေ့ |
ヒジュラ暦によるイスラム犠牲祭(Eid ul Adha Day)とヒンドゥー暦によるヒンドゥー祝日(Deepavali Day)も祝日になりますが、毎年、政府が直前に発表します。
現時点では未定で、カレンダーに載っていませんが祝日になります。
2022年のイスラム犠牲祭は7月10日頃、ヒンドゥー祝日は10月24日頃と思われます。
追記:2022年のイスラム犠牲祭は7月10日(日)、ヒンドゥー祝日は10月24日(月)と発表され、祝日になりました。
2020年から祝祭日の振替休日制度が取り入れられましたが、2022年からなくなりました。
ずいぶん休日が減ってしまいましたが、4月の水かけ祭りを含む新年の休日が1週間と長くなっています。
※ 印のカイン新年と国民の日以外は、ビルマ暦からくるお祭りの日です。
2022年はカイン新年として2度祝うことになっていますね。
それはカイン暦によるものだからです。
ミャンマー祝祭日の説明
1月1日(土)新年
西暦による新年。2018年より導入。
1月2日(日)カイン新年
カイン暦2761年。カイン暦に基づくカイン族の新年。
1月4日(火)独立記念日(74周年)
1948年、イギリスから独立した日。
2月12日(土)連邦記念日
イギリスから独立する前年の1947年2月12日シャン州パンロンにて、アウンサン将軍と少数民族の代表者が会議をし、少数民族の自治権を認め、ビルマ族との連邦国家として独立することに合意し協定に調印した日。
3月2日(水)農民の日
農業国ミャンマーにおいて、農民に感謝し敬う日。1963年から1月1日を農民の日としていましたが収穫時期と重なるため、1965年より3月2日に変更されました。なぜ3月2日になったかというと、1962年3月2日に革命評議会が政権を握り、その後、農民の生活向上を目的とし改革を実行したことから、政権を樹立した日が選ばれたそうです。
3月16日(水)ダバウン満月
ビルマ暦、第12月・ダバウン月の満月のお祭り。砂で仏塔を作るお祭りがおこなわれます。
3月27日(日)国軍記念日
1945年3月27日、アウンサン将軍が指揮するビルマ国軍が日本占領軍に一斉蜂起した日。
4月9日(土)~ 16日(土)ミャンマー新年の休日
新年を迎えるまでの数日間水をかけあい、その年の穢れを流します。
2022年の水かけ祭りは、4月13日(水)~ 16日(土)まで。
4月17日(日)ミャンマー新年 (ビルマ暦1384年)
ビルマ暦の第1月・タグー月にミャンマーの新年を迎えます。
5月1日(日)労働者の日(メーデー)
世界的な労働者の日、メーデーはミャンマーも祝日。
5月14日(土)カソン満月
ビルマ暦、第2月・カソン月の満月の日、ブッダが誕生・入滅・悟りを開いたことを祝います。菩提樹の下でブッダが悟りを得たこの日、菩提樹に水をかける習わしがあります。
7月12日(火)ワーゾー満月
ビルマ暦、第4月・ワーゾー月の満月の日から雨安居に入ります。雨安居とは本格的な雨季の3ヶ月間のことで、その間、僧侶は修行に励み、在家仏教徒も戒律を守る努力をし、慎ましやかな生活を送ります。
7月19日(火)殉職者の日
1947年7月19日、イギリスからの独立を導くアウンサン将軍を含む9人が、政敵により暗殺されたことを追悼する日。
10月8日(土)~ 10日(月)ダディンヂュ満月
ビルマ暦、第7月・ダディンヂュ月の満月をもって雨安居が明けます。天界での説教を終えて地上に戻ってくるブッダの足元を明るく照らすため、夜には各地で灯明祭がおこなわれます。10月9日(日)が満月。
11月6日(日)~ 7日(月)ダザウンモン満月
ビルマ暦、第8月・ダザウンモン月の満月の日までに、僧院に袈裟や日用品などをクリスマスツリーの飾りのようにくくりつけて寄付します。11月7日(月)の満月の夜にも灯明祭がおこなわれます。
11月17日(木)国民の日
イギリス植民地時代の1920年に起きた学生による反英ストライキを記念して、毎年、ダザウンモン月の黒分10日を国民の日としています。
12月22日(木)カイン新年
カイン暦2762年。カイン暦に基づくカイン族の新年。
12月25日(日)クリスマス
キリスト教徒が祝うクリスマスの日で、ミャンマーの教会でも礼拝がおこなわれます。
以上になります。
最後に、ミャンマーの祝祭日は予告なしに変更される場合がありますので、どうかお気をつけください。
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